聴覚?言語障害教育コース

コースの特色

 聴覚障害、言語障害、盲ろう、ろう重複障害など、さまざまな障害のある人のことばやコミュニケーションに関する心理学的実践研究の経験や見識を活かして、障害のある人の言語やコミュニケーションの問題について深く学び、研究することができます。また、教育実践活動に参加して教育について理論的?実践的に捉えたり、聴覚障害のある学生への情報保障活動に参加したりすることで、障害のある者との関係性やコミュニケーションのあり方についても実践的に学ぶことができます。

[主な専門科目]
特別支援教育基礎理論 ■特別支援教育総論 ■視覚障害の心理?生理?病理 ■視覚障害の教育課程?指導論 ■視覚障害への教育支援 ■視覚障害への教育支援演習 ■重度?重複障害への教育支援

教育体系

 1年次では「特別支援教育理解」、「特別支援教育基礎理論」、「特別支援教育総論」などで、2年次以降の本格的な専門領域の学修に備えます。
 2年次から、聴覚?言語障害を中心とした特別支援教育領域の授業を受講します。小学校または中学校の教員免許状を取得するための勉強と並行して、特別支援学校の教員としての専門領域を深めて学んでいきます。
 3年次に小学校または中学校で3年次教育実習に取り組みます。「聴覚?言語障害への教育支援演習」では発展的な学びを深めつつ、卒業研究に向けての準備を進めます。
 4年次では4年次教育実習のほかに卒業研究に取り組みます。

取得免許?資格

[卒業要件を満たせば取得できる免許状]
特別支援学校1種(コースに応じて 領域※1が指定される)
小学校1種または中学校1種(1教科)
[卒業要件を満たし、さらに所定の単位を修得すれば取得できる免許状※]
特別支援学校1種(指定以外の領域)
幼稚園1種(2種)
小学校1種(2種)
中学校1種(2種)
高等学校1種

※1 学校教育法第72条に規定する視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱者(身体虚弱者を含む)に関するいずれかの教育領域のこと。
※2 修得しなければならない単位数は、所属するコースや取得を希望する免許状の教科によって異なります。また、希望する免許状の種類によっては時間割の都合などで取得できない場合があります。

  • 特別支援学校教諭免許状取得には基礎免許として小学校教諭1種免許状または中学校教諭1種免許状(最低1教科)が必要です。
  • 中学校教諭1種免許状の要件を満たし、さらに所定の単位を修得すれば、高等学校教諭1種免許状も取得できます。
  • 特別支援教育に関する科目について所定の単位をさらに修得することで、特別支援学校教諭1種免許状において指定される全ての領域の免許状を取得することができます。